リキ・タケウチがリキ・プロジェクトで作った、映画だかVシネだか。
どこからどう見てもカオルちゃんシリーズそのまんまで、あれはリキが作ったものではないんだろうから、著作権とかその辺はどうなっているんだろうかと首を傾げつつ観ました
とにかくキャラクターはまんまカオルちゃんで、16歳なんだけどどこからどう見てもおっさんの顔で学ラン着て、目標は全国の頂点に立つ番長になることです。
でもなんとなく雰囲気が違うなと思うのは彼の周囲の環境が随分違っているせいで、カオルちゃんの時は一応両親はいるけれども「こんな普通のおやじとおばはんから何故だかあんな化け物みたいな息子が生まれた」という部分のためだけに出てきていたし、周囲には金のことしか考えていないイサミちゃんとか、なんとかしてカオルをひどい目に遭わせてやろうと思っている田口トモロヲとかしかいない。
ヒロミくんには可愛い妹がいるし、面倒をみてくれようとするおばちゃんもいるし、面倒見のいい先輩もいる。彼に惚れるヒロインはどちらにもいるけど、カオルちゃんの方のあまりに救われないプロフィールの子と比べると、ヒロミくんの方はまだ健康的というか、少年漫画的というか、同じ少年漫画でもカオルちゃんはチャンピオンでヒロミくんはジャンプという感じです。
でもどっちにしても、「結果的に」女の子を助けている、弱いやつのことを率先して守ってやってるわけじゃないんだけど「結果的に」助けてやって、「番長だからのう」と言う感じが、とても好きです。とにかくむちゃくちゃ強くて、コブシ一発蹴り一発で誰をものしてしまう。頭はいまひとつ悪いけどそういったわけで情けに「結果的に」篤くて、女子供の「結果的に」味方。イカスな~。後ろ回し蹴りのかっこいいこと。
いやほんとにね、わが町の駅前にリキ・タケウチが来たっていったら、私きっと見に行くよ。握手してもらうと思う。誰が来るより嬉しがって見に行くと思うな。
すみません。夏は打鍵には向かない季節。さっぱり打ってない。
もうちょっと涼しくなったらね。車の中にポメラ積んでおいたらきっと壊れると思うし。
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