GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

風立ちぬ

というと、私は聖子ちゃんの歌の方を思い出す。

風立ちぬ』を観てきました。

ネタバレ部分をわざわざ白字にして話すほどでもないので、なんとなーく話をします。

えー…

クライマックス感が非常に乏しかった。いや、今回の話は他のヂブリ映画と違って、ひとりの人間の何年かを切り取って横から見た形なので、盛り上がりに欠けて当然だと言われればそうなのかも知れない。人生には、ここぞというクライマックスなんてそうそうありませんからな。

にしても、彼のあこがれてやまない飛行機、彼にとって究極の一機を設計する部分がすっぽり無いというのが、なんとも尻切れトンボです。

大正ロマンな彼女との悲恋にのめりこめなかった人間としては、やはりその…彼の中に零式戦闘機の姿が形作られた瞬間とか、ようやくたどり着いた瞬間とか、なんかこう、もうちょっと欲しかった。今回の主人公は空を飛びませんのでね。余計にね。

あと、主人公の声ですが

賛否両論あるみたいですが、私は否の方だなあー

ヘタとかそういうことでなく、絵柄と声が合ってないと思う。若い青年の口から突然おんつぁんの声が出てぎょっとした感じ。その違和感は、うん、うまけりゃ相殺されるというものでもなくて、ほれ。ハウルのヒロイン。あれの若い頃の姿から、寅さんの妹のおばさんの声が出てきた時には「えっ」と思いました。あれと一緒で。

今回も、他に誰か居たんでないの?と思わずにいられなかった。

しかし、結核ってあの頃はうつったらしぬる病気ではなかったのかなあ。勝手にやってきて居候されたら極めて迷惑だと思うんだがなあ。勝手に出て行ってまた勝手に戻ってきて病院側は面倒見切れないと思うがなあ。結核の娘の前でタバコ吸うかなあ。なんか小さい違和感がそこここに刺さってくる。

うーん…

ラピュタとかトトロとかのね、次のシーンへ次のシーンへと転がるように駆けるように進んでゆく感じが、なかった。無論そういうものを目指した映画ではないんだという主張はわかるんですが

観ていてワクワクしたところが全然無かったのね。

ひこうき雲はもともと好きな曲だったので、まあ嬉しいし、映画にピッタリ合ってましたが。

北ゴロちょいちょい打ってます。なんか長くなりそうでイヤだなあ。

拍手してくださった方、ありがとうございました!