GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

ミキストリ

今日は

ミキストリ」

巻来功士氏の伝奇ロマンというか怪奇ロマンというか、な作品

日本人の主人公が結婚したばかりの新妻と新婚旅行中、外国でマフィアの抗争に巻き込まれる。妻は美人だったのでさらわれてしまう。

全身に怪我を負った彼はアステカの神官の皮膚を移植されて、それ以来指先から他人の内蔵を取り出すことが出来るようになる。必死で妻を救い出そうとするが、妻は現地マフィアのボスの女にさせられた己の境遇を嘆いて自殺をはかり脳死状態になっていた。

それ以来彼は、妻をよみがえらせる方法を探す旅に出るのであった。指一本で対象を死なせることのできる死神、ミキストリとして。

上記の内容だけでつっこむところが沢山ありますし、絵がね、バランスが悪いし、表情がパターン化してるし、一言で言えばヘタなんですね。話の内容も、今回のゲストが昔友人や恋人や仲のいい関係だった相手が魔物に魂を売ってしまい、化け物になってしまって、事件が起こって、主人公が苦戦して、今回のゲストが「お願い、あの頃を思い出して、たとえ貧しくても楽しかったあの頃を」と訴えて敵がはっとして魔物と離脱できたり、できなくて魔物と死なばもろともになって「どうか幸せに…○○(ゲストの名)」と呟いて魔物がギャアアアで終わる。というパターンが結構かなり案外とても多いです。

上手な同人作家の方がよほど達者、と言ってしまえばそうなのですが、無論それが結論ではない。

この人が描く闇の生物の絵のぶっとび方は、バランスがどうとかいうことをどがえししてすごい。マジで。

「美人」のあまりにワンパターンな絵と比して、実に生き生きして不気味で生理的に不快でとにかくすごい。

その絵のエネルギーとか質が、達者な同人作家と一線を画する、プロ漫画家というものなんだろう。

この人の描いた話では他に「メタルK」「瑠璃子女王の華麗なる日々」などが好きです。

璃子さんの話は魔物とかは出てこなくて、人間の心の闇にしぼった話になっていましたが、SMクラブの女王様である瑠璃子さんが凛々しくてきれいで好きだった。スカトロしててもきれい。

璃子さんがあちら側の世界にひきずりこむ相手と、もう来てはだめよ、と追い返す相手がいるのだがどこらへんで見分けるのだろう。気になるところです。拙宅のジャンルの面々が彼女の館に行ったらどういう選別をされるのだろうか。とんでもない人がスカウトされたりしてな。「あなたにはSMの才能があるわ」「えっ」

ジョジョ打ってます。真面目に短い話なのですぐ終わると思う。

う~ん、承太郎さんてかっこいいな~。「やかましいッ!うっとおしいぞお前らッ」「キャーッ私に言ったのよー」「違うわよ私よ~」「いえ、僕に言ったんですよ」ステキカットの男、参上

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