今日は
「エースをねらえ！」
メジャーです。と言っていいですよね。
テニスブームを作ったそうだし、お蝶夫人なんかは漫画の内容を知らない人でも知ってるだろう。栄光の縦ロール。
私はヘアスタイルのことには疎いんですけど、お蝶夫人てリボン結んでるよね。ながーい髪を一回ひっつめて結わえて、垂れ下がった部分を縦ロールにしてるのかな？そう思っていいの？垂れ下がった部分て言い方もなんですが
なにせお部屋に暖炉があってロングドレス着てくつろぐ人ですからな。これは前に言ったんだけど、名前が麗香じゃないですか。もし、成長してブスだったら耐えられないよ。竜崎理事長、バクチだったなあと思うよ。幼稚園から小学校くらいまで冷や冷やビクビクで娘の成長を見守ったと思うね。「大丈夫そうだな…ホッ」「お父様、ドアの陰でなにをなさって」
お蝶夫人は最初の頃はちょっとイヤなところもあった。試合のメンバーに岡ひろみが選ばれて「辞めるって言ってこい。それがおんどれのためじゃ」って言ったり、コーチとべたつくんじゃない！って嫉妬したり、その上藤堂さんにまで手を出すんかわれ、と怒ったり、そんなヘタではペアなんかやっとれんわ（こんな言葉遣いではありませんが）などなど。
でもいつしか岡ひろみの素直さとか、忍耐強さとか、内に秘めた才能などを認めてゆく。ひろみもですが、お蝶夫人の成長物語でもあるのです。
テレビ版だと、最後にひろみがお蝶夫人を負かして終わるのですが（最初の方ね。コーチの声が中田浩二さんだった方）そりゃね、話が進むうちに、「今のひろみならお蝶夫人より強いだろうな」と思う時が来ますよ。でもはっきりとその試合はしない原作の美学といいますか、お蝶夫人はひろみの永遠の憧れであって欲しいね。ひろみに負けてリボンほどけて地面に落ちるお蝶夫人の姿はあまり見たいものではない。
子供の頃から思っていたことがありまして
今、現役でバリバリで輝いてるスポーツ選手が、いずれ引退するしかなくなったら、ものすごく寂しいだろうなということでした
体が衰えてパフォーマンスが出来なくなるって、他の事（歌を歌うとか、アートを製作するとか）よりも残酷にハッキリした形で表れるでしょう。かつて軽々と出来たことが出来なくなる。誰よりも自分が一番先にそのことに気付いていく。
それは、後継者を育てるという作業に没頭して、忘れることの出来るさびしさなのだろうか？「そんなこと」で、自分が最前線から離脱する絶望と孤独は埋められるものだろうか？
で、エースをねらえ！の中に出てくる選手（なんとか夫人だったと思うのだが）が、「私はいずれ満足に走ることも、ボールを打つこともできなくなる。でも今のこの充実感を忘れない」と言うのです。
読んだその時、「思い出でなんとかできるものなのか」と思ってから、超一流の、トップの、頂点のプレイを出来た人というものは、凡人の「きれいな思い出」なんてものと違うレベルの記憶が自分の中にあって、温めて感傷にひたる（あの頃は良かった的に）のではなく、その後の自分を照らすくらいの力になるのかも知れないと思い返しました。
テレビ版の尾崎さんの髪が、最初角刈りだったのはなんででしょうか。おそらく藤堂さんとの対比をはっきりさせるためでしょうが、むごすぎると思います。
宗方コーチが２５歳てのは無理がありすぎる。せめて３０。まあ昔の少女漫画だからねえ。３０過ぎたらおじさんなんでしょうね。あの蜘蛛が這い回ってる着物はいかがなものだろう
あと、テレビ版で、「なぜひろみを鍛える気になったのか」という質問に対して、隠れた才能がどうとか言った後、「死んだ母に面差しが似てたから」と言うんだ。出たよマザコン。ラケットで殴ってやろうか。少なくとも原作にそんなセリフはないんだから、勝手に言わせるなそんなキャラクターにかかわること。
そして宗方コーチが死んだ後も別のコーチが現れて話が続きましたが（コーチが死んだことを知った時のひろみが痛々しかった）やはり、ラオウが死んだ後の北斗と一緒でね。気持ちはあまり入らなかった。ごめんね桂コーチ。いい人なのはわかるんですけど。
ひろみがみた夢で、二人のコーチがテニスした後握手して「テニスはいい！」と言った、のがありましたが笑ってしまいました。その後こっちを見て「ファイト、一発！」って言いそう
お蝶夫人の頭がなんか、丸いボウルかヘルメットかぶったみたいになってるコマがあるんだけど、あれはなんだろう。
真面目に、ぴったりしたキャップみたいなのをかぶったのか。
手を加えるつもりだったのを忘れたのか。
どっちなんだろう。気になり続けて幾年月
あまりスポーツ漫画は読まない方ですが、エースをねらえ！はいいね。古びないね。コートでは～誰でも～ひとり、ひとりきり～
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