GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

北斗の拳

今日は

北斗の拳

これまた超メジャーですね。いや、好きだった。

はまった頃コミックスが6巻くらいまで出ていて、そこまでを揃えてですね。

1巻から読んでいって、現時点で出ている最終巻まで読み、満足して、そしてまた1巻から読み始め、それを何度も何度も、暇な午後なんかはずーっと繰り返していたのだ。

そんな読み方したのはあの時の北斗だけです。

ケンシロウとレイって本当に『親友』という感じがして、好きだった。マブダチ。あの頃は二人は互角でしたからなあ。ケンシロウと互角の頃のレイ。良かったなあ(笑)

最初は般若みたいな面構えで現れたレイですが、読んでるこちとらは「本当はいい奴なんだ、ケンシロウと仲良くなって欲しいな。リンやバットにはさんざんな言われ様だしマミヤさんのバスタオルは剥ぎ取るしでただのスケベ般若だけど本当は違うんだもの。ケンシロウと仲良くなって欲しいな。守る相手や敵はいるけど、仲間のいないケンシロウは寂しいもの」と切に願っていまして、まあそのうちだんだんケンシロウと打ち解けていって、牙一族のところへ単身乗り込んだらレイが既にいて、なぜお前がここに。ってケンシロウが訊くと、レイが

「お互い女の涙には弱いと見える」

って言うのに対してケンシロウが初めてちょっと笑うのね。

その笑顔がまあ、嬉しかったねえ。いや、嬉しかった

敵の策略で二人が戦わせられるのもエロくて興奮した(笑)なんだよ、せっかくいい話だったのに…

アイリにも腹が立ったがマミヤにも腹が立った。女はどっか行ってろ!役たたずが!

レイが死ぬ間際ケンシロウに「生き続けろ。死ぬなよ」と言い置くんですが、いかにも単純で当たり前な言葉なんだけど、これまで二人で戦ってきた同志であることがきっちり描かれてきたので、シンプルだけどとても重く心から言っているのが伝わってきました。

しかしなんだ、ユダはちょっと、ナニだな。ケンシロウとレイの間に無理矢理あの顔を突っ込んでこられた感じがする。ばっちい。臭そう。レイにしなだれかかるな。

よく俳優さんが死んだ時、「最後の作品はなにかな」と考えて、「えっ、ゴメスさんてストリートファイターのバイソンが遺作なの?ちょっと可哀想かなあ」(本当は違いますよ)とか言うのですが、レイの最後の敵がユダって、レイが可哀想かなと思います。「なにぃ。切れろ切れろ切れろーーー」うるさいうるさい

そして好きなのはトキとラオウの兄弟。

ここも二人ペアで好き。ものすごい溺愛兄弟。

過去に戦った男たちの技を次々に繰り出すケンシロウに、ラオウは「俺には強敵(とも)と呼べる相手はトキしかいなかった」ってアナタ(笑)あっでも一度くらいトキの技を出すラオウというのも見てみたかったなあ。ん~ステキ。

トキが病人たちに慕われまくって「トキさま」「トキさま」言われてるの、ラオウはきっとムカついてたのよね。嘘だよ。だから村からさらって幽閉しようとしたんだろ。もう、独占欲強すぎるぞ。嘘だってば。

ケンシロウサウザーを倒すうんぬん、の時に二人で旅をするくだりが大好きだーーーもっとしつこく丁寧に、一話まるまる使って二人の旅を描いてくれればいいのにボノロン先生!

トキもほれ体悪いしさ、長旅はこたえるし、時々は黒王号に乗せてあげたのかなあ。ラオウの前のとこに乗ったのかしらトキ。トキの後ろから手を回して手綱をとったのかしらラオウ。ヒー

いかんいかん。ここはブログだ。変な話をしてはいかんのだ。もう十分してるか

変な話ついでに、朝の泉のほとりで動物が山ほどいるところにトキがいてくつろいでて、まあ黒王もいて、そこにラオウがやってくると動物は全部逃げていって、黒王とトキだけが残っていて、

「貴様は逃げぬのか」

「逃げませんよ」

と微笑んで黒王の鼻面を撫でてやるトキ、というのを想像して一人でもだえてました。ボノロン先生のぼんのくぼに当て身を食らわして耳元で暗示をかけたら描いてくれないかな、この数ページの漫画。

ラオウとトキは二回ばかり戦ってくれるんですが、元気がいい頃の序盤戦はいや、興奮しました。自分の足ごと貫くって、どれだけトキを放したくないのラオウったらもう!違うし!

シュウとかジュウザとかも好きですがこういう感じで好きなのは上記のかたがたですね。ラオウが天に帰った後の話は正直、あまりのめり込んではいなかった。

ユリアが死ぬ時ケンシロウが「ユリア?」って尋ねてから、もう息を引き取っていることに気付いて静かに涙を流して「ユリア」ってつぶやくシーンが、とても可哀想だった。しみじみ。

あーいい汗かいた。イヤな汗かな。

個人的にはケンシロウの周りでありがとうありがとう言う村人とか、トキにありがとうありがとう言う病人より、ラオウの部下になりたかった。報われないだろうけど(笑)

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