GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

ルパン三世について

今日はルパン。

私が最も初期に、好きで好きで気になってたまらない!状態になった対象です。つまり、かなり子供の時からはまったもの。

最初に虹創作をしたのもルパンだった。TVサイズ30分ものみたいな話だった。ああ恥ずかし

そして未だに好きです。見果てぬ夢のごとく。

自由で本能や欲望に忠実で、誇り高くておしゃれで助平で身勝手で、そして女に甘い。

本当は女の嘘なんて見破れるし裏切られる前に殺してしまえるのであろうと思う。でも、そんなのは粋じゃねえよな、で女に騙されひどい目に何度遭っても、結局許してやる。

そこらへんの度量の大きさが子供の時にはよく理解が出来ず、子供心にイライラしたものでした。「観ているこっちが、こいつ裏切るってはっきりわかるのに、どうしてルパンはうかうかと罠に落ちるのだろう?」

『いつもひどい目に遭うが、憎めないんだな。俺はカワイコちゃんに弱くてね』というフレーズを軽々と口に出来る強靱さを理解するのは大人になって、生きていくつらさや楽しさを知ってからなのだね。

そしてまたルパンはおそらく絶体絶命の状況に陥りたい願望もあるのだと思う。深い谷に張られた火のついた綱を渡るようにして生き延びたり、一発逆転する快感の中毒なのだろう。スリルのために全てを俺は賭けてもいい、という歌詞がありましたがそういうことなんでしょう。全ての義務から解放され、全ての命綱から手を放した男は、何も起こらない一日なんて耐えられないのでしょう。

何事もなく平和に一日が終わることを願って生きてゆく、いくつも保険のかけすぎて生活費が圧迫されて苦しんでるような毎日を送っている一般市民には、彼は羨望でありながら、決してなりたくはない存在なのだ。

でも前に私は自分がルパンが子供の頃(ジャリルという呼び名のようですが)になって、敵に追われつつ二階の窓から夜の街に飛び出してゆく夢をみました。あの解放感は今も覚えている。決して忘れないだろう、保険料を毎月払いながら生きていく中で。

ちょっと思い出

私が子供の頃は結構親の検閲が厳しく、キスシーンがあるというだけで没収され「もっと大人になってから読みなさい」と言われたものでした。

だがルパンの原作本はどういうわけか親の目を逃れたな。キスシーンなんて可愛らしいものではないのに。

どれかの話で、敵の女たちがルパンに迫ってきてナニしてる最中のルパンのセリフ

「まずいぜ…この女ども、俺の性感帯を知り尽くしている」

その当時意味がわかりませんでしたな。はっはっは。ルパンのせいかんたいはどこですかね。すごい性教育だな。

関係ないですが子供の頃「火の鳥」を読んでいて、「私、牧村さんとは肉体関係はなかったわ」というセリフがあって(宇宙編ですね)どういう意味かわからず首をひねったのを覚えている。

その後何度も読んで、いつの間にか意味を知っていたのも覚えている。いつ知ったのやら。

脱線しましたが

私マモーとの戦いの映画が好きでねえ。ルパンでどれかひとつ、と言われたらあれを選ぶかも知れない。

次元がいいし五右衛門がいい。銭形もいい。文句ない。銭形がいいだけでオッケーサインを出すよ

「実際クラシックだよ、お前ってやつぁ」て次元に言う時のルパンの顔がすごい好きだ。

あとルパン三世のテーマっていろんなバージョンがありますが、あの映画に使われたやつ、テレビだとルパンがビリヤードしてるところから始まるやつ。あのバージョンが私一番好きなんですよ。あれ聴くだけでなんかこう、黙って泣きそうになるくらいで(笑)

次元は帽子がないと銃が撃てないとか、斬鉄剣ではこんにゃくが切れないとかの話が新ルパンにあって、それを信じ込む人もいるんだからそういう勝手な設定を製作側は付加させるな、と怒っている文章を読んだことがある

気持ちはわかるんですが、私はその回を観ていて、「そういう設定での回なんだな」とスッキリ納得して観ていた。「そうか、次元は帽子のつばで弾道を見切っていたのか!」なんて思い込んで「次元は帽子がないと撃てないんですよ」と得意げに語る、なんて人が居るんだろうか?と思ったものでしたが…居るのかな。

山田康雄さんのこととか、まだ話したいことがありますがまた今度。

ワルサーとマグナムのプラモデル作ったよ~作りまくったよ!あーまた作りたくなったな。買ってこよう。

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