GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

おねえさんとかまつもと0じ先生とか

きれいなおねえさんが接客してくれるタイプのお店に行く機会がありました。ここ最近。
端っこの方で乾きものを食べている私のところにひとりのおねえさんが来て「最近はまっているものは何ですか」と訊かれたので割と何も考えず素直に「ゴールデンカムイです」と答えたらおねえさんが俄然「私も大好きなんですー!」喜んで「私房太郎が好きなんです。最後スポーンてなってましたけど。お客さんは誰が好きですか?」と訊かれ「牛山です」「牛山いいですよねー、最後泣きました」ゆーちゅーぶで尾形に熱烈ラブな外人さんの動画を観ているとか、スチェンカの話とかして、やがておねえさんが席を外しほかのお客さんのお酒を作りに行ったところで、他のおねえさんがすーとやってきて「今ちらっと聞こえたんですけど、ゴールデンカムイがお好きとか…」「はい。最後まで知りたくて斜め読みしてしまって」「気持ちはわかりますよ。私も大好きなんです」おねえさんは連載当初からずっと読んでいて、ゴールデンカムイ展の東京開催のやつを観に行ったそうです。誰が好きですかと訊いたら「白石」しぶいね… こっちのおねえさんは原作者さんのインタビューの、これまで描かれてきた気の毒な虐げられたアイヌではなくて強く明るいアイヌを描きたいという言葉がとても好きでと言っていました。今度の札幌開催のやつも観に行きたいと熱を込めて言っていた。あとアネハタはちょっと許容できないという話、この後のアニメで宇佐美の奇行が果たして映像化されるのかどうかという話、土方がかっこよすぎる話等々しまくった。「老いぼれを見たら」「生き残りと思え」「一緒に煌めこうぜ」「ああ、なんて素敵な人」とどまることを知らない掛け合い
最初は「こういったお仕事は、どんな話題でも楽しく展開しないといけないから、大変だ」くらいの気持ちで居ましたが、多分このおねえさんたちは本気で話し喜んでいたと思う。その熱量を感じられた。私も他で出来ないゴールデンカムイの話がしまくれてとてもスッキリしました。ありがとう、おねえさんたち。

まつもと0じ先生が…!
なんてことだよ。早すぎる。この頃こればっかり言ってます涙
やふーで「あなたの一番好きなまつもと0次先生の作品は?」ってアンケートやっていて、999が一位なのは勿論納得です。まつもと先生の作品に流れる、少年の成長、信念、情熱、別離、機械の孤独、美しい女、宇宙の深淵等々の全てが入っている。サルマタケ的なものも入っている。
私は、と考えると、やっぱり『スタンレーの魔女』な気がする。呪いと呼べるレベルで私の魂にあの作品が突き刺さって抜けない。『主人公が大喜びで、振り返ると、誰も居ない』って書くと、それが何?と言われるでしょうが
主人公以外の連中の心にあったものは、なんだろう。多分、誰もが「勇気を奮い起こして」とかではなく、軽々と、その道を選んだのだろうと思うと、たまらない。つらい、痛ましいだけではなく、素晴らしい!と言うのとも違う。人間の心、人間の強さというものについて考える時に、この作品は何度でも私の中に浮かんでくるのです。なんだろうね…塩狩峠とも違うしね…ちょっと近いかな…でももっとこう、軽々としてるんだ、

そこがね