GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

3月のライオン 劇場版

前編後編観ました。

原作の漫画は読んでいません。

家族全員交通事故で亡くした幼い少年が、生きていく術として将棋を身に付けるべく努力を積み重ねるうち才能が開花し、プロ棋士となる。華々しい戦歴を重ねるが彼は抜きがたい孤独を抱え、自分の居場所を探して彷徨う17歳であった。

かみきりゅうのすけはピッタリではないでしょうか。ひろせこういちの時は「学生服が痛々しいな、もう高校生の役は無理だな」と思ったのですがこの役ではそういった感覚はありませんでした。まあ、康一君よりはるかに苦労しているその苦労の度合いが顔に出ている精神的大人、精神的老け役のためでしょうか。

いとうひであきの顔がなんか、マンガとか特撮みたいだった。ガッチャマンみたいだった。一見ひどい男、実はその裏で、というあたりはかっちょよかったです。

ささきくらのすけがほんとカッコ良かった。主人公があの人と対戦できて良かったなあと思った。敵であって師である感じ、独特の色気と温かさがあっていいですね。

そめやしょうたがいい味出してた。私の大好きな聖の青春の村山聖がモデルのキャラらしいです。彼のキャラクターによって主人公が救われたり、自棄になるのを思いとどまったり、また彼のために一矢報いようとするあたりが感動的でした。

ほのぼの三姉妹の存在がいかに彼にとってかけがえのないものになっていったか、というのはよく伝わってきましたし、その居場所から自分が零れ落ちたと思った時の絶望と自暴自棄がひしひしと伝わって来ました。いせやなんとかさんのクサレ父親っぷりは見事だった。ちょっと見直した。

そして主人公と、義兄弟たちをあんなふうにねじくれさせてしまった張本人のトヨエツが、あまりに常識人っぽくてなんだか変だった。あんな普通のいい人だったらもうちょっと皆ちゃんと育った気がするし、あんな暴言を吐く義姉にはならなかったんではないでしょうか。

暴言の義姉をやったのはありむらかすみでしたが、わたしゃビックリしました。悪魔にのりうつられてるんだろうかと思うような主人公への態度と暴言。もともとが漫画だと、表現や言葉がどうしても劇的というか感情過多になるきらいがありますが、それにしたって現実世界であんな言動をとられたらすぐさま数百メートル跳んで離れて二度と近づかないよ。あの人頭ヘンなんだなと思って。

実力が伴わない自分が悪いのに、主人公に甘えて主人公を傷つけるばかりの連中に腹が立って大変不快で、観ながら「自分が悪いんだろ」と言い続けていました(笑)

最後はもはや伝説と化したハブさんと戦う寸前のところで終わる。これはこれでいいと思います。主人公が勝っちゃったら無理があるし、わざわざ負けるところまで見せてもらわなくてもいいし。

興業的にはコケたそうですが、原作を知らない私には結構面白い映画でした。

しかし、将棋にのめりこむ人たちというのは、身なりを気にしないとか、ヘアスタイルが変だとか、服装のセンスがダサいとか決まっているんだろうか。今回もクレオパトラみたいなおかっぱが2人居たし。

あっジョジョSSに金と銀ってのが増えたね。黄金の風だから?

ジョジョアプリでずーっと5部を読んできたんですけど、ディアボロ戦ってあんなふうに始まってあんなふうに終わるんだっけ?わけがわからないせいか、拍子抜けした。

でも例の「おれのそばに近寄るなー」を読んだからもう終わりなんだよね。

ボスが死に続けているのはこの世のどこかでの現実のことなんですか?どこかで車に轢かれて、次の瞬間どこかにパッて現れてまた死ぬの?死にながら少しずつ時間は進んでるの?それとも観念的なことというか、ボスの自我の中での話なのか?ではそうやってるボスはどこに居るんでしょうか?

あっそれから我が町では5部のアニメは放送されないのであった。4部まではやったんですけど。なんか逆にサッパリしました(笑)

まあ、某所で観はしますが