GRJ日記

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今年の桜

例年、この辺では桜が咲き始めるのは4月の中旬で、咲いてからも時々すごく寒い日があり、新人歓迎のお花見はビールを飲むには寒すぎて、翌日風邪ひいて熱出して休む人がいる、というような感じです。

しかし今年はなにごとか、二日や三日から桜が咲き始めました。今はもう散り始めている。

仕事が忙しくお花見は全く出来ませんが、車で並木の下を通る機会くらいはあるので、その度に目や心に留めております。焼き付けろ、桜

ここからはちょーっと離れた街に、河原沿いにどぁーーっと桜の木が植わっている場所があり、それはそれは見事です。そこそこ有名な桜の名所かな。

昔、車を持っていなかった頃は電車で来たのですが、家を出てからその名所に着くまで、そして名所を出発して自宅に戻るまで、なかなか大変な道のりです。今、もう一度同じようにして行ってみるか、とはとても思えない。一回車の便利さを手にしてしまうと、なかなか戻れないね。人間は楽なことにはすぐに慣れる。

その名所の延々と並んだ桜は、昔とある人が植えたんだそうだ。当たり前だけど。河原に等間隔に桜は生えてきません。

他でも時々、「この花畑は並木は百年ほど前に誰それが植えたもので」ってところがありますが、その人ってロマンチストだなと思うね。だって自分は、ひょろひょろの桜の苗木が大木になって満開で連なってるところを見られないんだよ。自分が死んだあとずーっと経った頃に、皆が「すばらしい桜だね」と言いながらお花見をするんであろうな、と思う、その気持ちだけで頑張って植えるわけですよ。何百本もね。そしてまた毎年この風景を楽しみにしている沢山の人達は、頑張って植えた人間のことなんか考えてもみないで楽しんでいる。時々、「これ誰が植えてくれたんだろうね。ありがたいね」と言う人が居るくらいで。そこらへんの春風の如きさりげなさ、がいいなあと思う。

お花見しているあの人とあの人。いいですね。桜の枝でうとうとするあの人、それを見守るあの人。いいねえ。毛虫が多いけどね。

そして酒盛りして酔っぱらってチューよ。チューに決まってる。酔いが醒めてから「どどど、どうしよう」になってる図も良いですし。そう、アツアツもいいけどそうなる手前のギクシャクもいいよね。もうなんでもいい(笑)

好きな相手と、いつもと違う状況で顔を合わせる図っていいね。飲み会とか花見とか。いつもは見ない相手の横顔。知らなかった相手の一面を知って、心の日記に書きつけるのであった。ところで桜の花見ってのは日本特有の習慣かな?桜に限らず、木に咲く花の下で宴会をするという行為は日本だけかな?まあ桜色ってのがいいよね。青い空に映える。アラキ先生も大好きな空と桜ですからね。「僕のコロネも映えています」