GRJ日記

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西郷ドン第6回

始まるドン。

序盤はとにかく「えーっ」「えーっ」ばかり言っていた。ゆるすぎるだろうこの牢屋。暗殺者が襲撃してきて大騒ぎしてるのに見張りも誰も来ない、好き勝手に同部屋の囚人連れて脱獄できるってなに。西郷、今度こそ死罪になるよ。わかってやってるのか。

ああなーんだ、最初からこの謎の囚人の素性を探り出すことを上から命じられてたのか。でも最後に暗殺者がわたなべケンの手下だと知って驚いてたし、ケンに「お前を試した」と言われてたが、西郷はどこまで知ってて、どこまで知らなかったのか?

お前を罪人として牢屋へ入れる。牢屋には既に、日本語を喋らない男が居て、こいつの素性を探り出して欲しい。それはわかっていた。

牢屋に暗殺者がやってきて「そいつは日本の情報を他国に持ち出そうとしているんだから殺す」と言って襲ってきた。のは知らなかった。

試したというのは何をだろう。刃物を持った暗殺者を素手で叩き伏せる力があるということを?咄嗟に名も知らぬ囚人を庇ってやるということを?でも、素性を探り出せと言われているんだから、目の前で殺されるのを黙ってる見ているわけがないし。

せっかくの『あの方に試されて、お眼鏡にかなった』イベントなのに、なんだか空気が漏れてる感じです。

だったらいっそのこと、西郷には何一つ教えないで、ただ殿さまを相撲大会でぶん投げて投獄!そこには得体の知れない男が居て、なんとなく世話を焼いているうちに暗殺者襲撃!思わず撃退して、そうねえ、怪我のひとつもしてグッタリ状態の囚人を連れて開いている扉から外に出、いくら叫んでも見張りも誰も居なくて、このままでは死んでしまう!と思って自分の家へ連れて行って介抱し、えいもう死罪でもよか。腹くくったでごわす。と思っているところに殿さまから「城へ来るように」って手紙がきて、覚悟決めてお城に上がったら全部仕組まれていたことだった、という図式の方がまだ「試した」のあたりがぴしっと来ると思います。プロの暗殺者を素手で倒す腕力と胆力。死を覚悟して囚人をかくまう心根。ついでに、すっかり心を閉ざしていた男からこの短時間に名前や故郷や事情などを聞き出した優しさとおおらかさ。ねえ。花まる三重丸ですよ。

なんでものぞみをいってみろと言われ、西郷が「エイタの父とエイタを赦免して欲しい」と言ったのを聞いて、「ああそうだった」と声に出して言ってしまった。すっかり忘れてたわ。いっそのこと「今宵の貴方を」とか言ってみればよかったのに。今度こそ打ち首か。

糸さんとエイタ関係はもう痛いの一言でした。もう見ちゃおれん。どこまで鈍感なんだ西郷。糸さんの態度は今まで結構「イライラするなあ」と思ってたけど、今回の最後の長ゼリフはぐっと来た。「外国のように、親が決めた相手ではなく好きな同士が結ばれる世の中になるよう、がんばってください。私は、間に合わなかったけれども」「好きな同士が結ばれるちゅうのは、おいと、なりあきら様のこと…」糸さんのバックドロップ炸裂

劇団ひとりのジョン万次郎はうさんくさくてちょっと笑いましたが、心を開いてから、皆が薩摩弁、彼だけが土佐弁で喋ってる図が良かった。まっこと腹減ったぜよ。いいよねお国の言葉って。

劇団ひとり、わたなべケンに対して態度が図々しすぎるだろと思いましたが、あれはわざとで、アメリカでは身分の上下はなくて、殿様だからってそんなにわざわざ謙ったりはしないって辺りを見せているのでしょう。あと、知識を蓄えれば漁師だろうと百姓だろうと堂々と政治について意見を述べるくらいになる、そしてそれがアメリカの力だ、の辺り。でも、突然劇団ひとりに蒸気船の作り方習ってましたけど、ちょっと、大丈夫なの?そんなに簡単に作れるものなの?実際にジョン万次郎が残した蒸気機関車の絵を見ると、プレハブ小屋に車輪つけたやつがいっぱい連結してある感じで、ものすごく心もとなかった。あの感じで蒸気船作ったら、多分沈む。レゴの船より頼りない。

打鍵しています。

糸さんが花嫁行列で去って行くのを見送るエイタの後ろで謎の外人がいちゃいちゃと「俺たちはラブだよなあ?」「ラブだな。ふふ」「とっとと帰らんね!(絶叫)」