GRJ日記

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西郷ドン第5回

始まるドン。

いやぁー、今回はエイタに同情したわー。自分が密かに好きな相手が、「この人も、自分を好いてくれているのでは」と期待する材料がいろいろある。なんか知らないけどしょっちゅう自分に会いに来てくれるし、お見合いの話にもどうも乗り気でないっぽい。告白して相思相愛ならお見合いを断ってもらって、くらいまで決意して…

そうしたら、その人がしょっちゅう来ているのは隣の家の男のためにであったという種明かし。こちらの気持ちにこれっぱかしも気づいていない、恋に恥らう乙女の頬。その相手の顔を見つめている間に、期待に膨らむ顔から「あっ…そうか…この人が好きなのは…」と気づく顔の変化が本当にいたたまれなかった。気の毒すぎて言葉もない。西郷を恨んで良し。

いやあー西郷、というかすずきりょうへい、いい体してるなあ。単にマッチョというんではない。八重たんの時の西島あんつぁまの裸体に多くの女が「あぁーんすごーい」と声を上げましたが、あの体つきとも違って、こう、ムッチリしてみっしりしてどっしりして、本当に、勝手に抱いている『西郷隆盛の裸体』のイメージでした。変態仮面の時の体つきとも違う。すごいな。役によって肉の付き方、裸のラインまで変えるのだ。松ケンのカラダ版だな。あの裸体を見て「あぁーんすごーい」と思っているそっち専門の男性も多かろう。

やや卑怯な手を使って相撲大会に出ようとしていた人が、本番に下痢っ腹になって代わりに西郷が出るという演出はなんだろう。単にドラマを盛り上げるためだけだろうか。「西郷…吉之助…?」って名前にひっかかるわたなべケン、薩摩の窮状を必死に訴える手紙のことを思い出してましたが、子供の頃のあれこれは覚えてないのかな。「弱い者を見捨てて逃げようとするお前のようなやつを薩摩ではやっせんぼと言うんだろう」ってアレとか、あとは架空の話でしたが刀が持てなくなって打ちひしがれる西郷に「強くなれ」って言ってやるアレとか。全部忘れたとでごわすか。むごかー。

アツ姫トォジョォー!イカスね。隣りのお姫さまに賭けを持ちかけてお菓子を巻き上げるのがよかった。自分が賭けた西郷に大声で声援を送るのもスッキリした。

右足を怪我してるとわかっている相手、プラス自分の親友が好きな子の婚約者、優勝してなんとか自分の声を届けたいという使命感のぐるぐる状態の中、あえて怪我を攻めずに、真正面から立ち向かって打ち負かす西郷の信念!を見せたいのはよくわかりましたが、そこでわざわざわたなべケンが「自分と戦え」と言ってくるのはどうでしょうか。着任したばかりの殿さまが酔狂に相撲大会に乱入してきて、おとなの配慮をせず本気で相撲を取って勝てるかどうか、というのは、西郷の信念とはまた別ではないでしょうか。現代日本ならともかく、あの当時では切腹ものでしょう。

でもまさかわたなべケンが脱いで西郷とがっぷり抱き合うシーンが見られるとは思いませんでした。私へのサービスでしょうか。ご査収くださいでしょうか。ありがとうございます。わたなべケンはまあまあ太ってはいないし鍛えてはあるけどちょっとだらしない感じもありリアルな裸でした。ところでわたなべケンて今何歳だ?えーとね、58歳だって。ほう。

でもあんまり長生きしないんだよね。もったいない。西郷の一生をやるとしたら、わたなべケンが死んでからが長いんだろうけど、わたしゃケンが死んだ後は一回観る気ががくんと落ちるだろうな。ケンの後西郷を奮い立たせるような相手は現れるのだろうか。ケンのことを思い出す西郷の後ろから背を抱いて「忘れさせてやる…!」と言うのは誰か。何を言ってるのか私は。