GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

HERO読みました

キノコの話の漫画版ですね。

ゴダイが死んだ。でも信じない妹。イチジョー氏もなんだか、とてもあの男が死んだなんて信じられない。イチジョー氏の苦戦の場に現れる死んだはずの男、親指立てて「遅いぞゴダイ」「遅れてすみません」

うーむ。なんだろうこの感動のなさ。

別に、展開を知ってるからではないんだよ。

本編で、車に乗り込んだ辺りから無声になる、あのイチジョー氏の横顔、噛み殺している苦痛と絶望、あれは本当にすごかった。あんなにも、画面の向こうの人物の気持ちが伝わって来たことって、ちょっとないと思う。そして。

ゴダイを失って、本当に悲しいのに、「そんなヒマはないから」「ゴダイが死んだのなら、自分が戦わないといけないから」一度として悲しむそぶりを見せない、それなのに彼が、胸が張り裂けそうなほど悲しいのが、我々にはわかったじゃないですか。そこら辺て結構すごいと思うのね。ニラ山さんて実はすごいんじゃないのか←いろんな意味で失礼な発言

かといって、漫画で無表情に描けば、本編と同じようになるかというと違いますしね。

しかしムカつくなあの漫画オリジナルのやつ。草加くんみたいにいい性格の。ということはキャラクター的に成功してるんでしょうけど、これから先の展開に付き合っていきたくない。ウンザリする。

本編を懐かしむきっかけになる点では、いいかも知れませんが、あの2人が最後に「だって、イチジョーさんに会えたから」「君には冒険だけしていて欲しかった」とやりとりして、果たして感動するのであろうか。どうであろうか。

やっぱり、ひとえに髪型のせいかも知れん(笑)単に。