あなたの脳内煩悩MADの曲にお使いください。
沢田研二の「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」
若い娘さんは、沢田研二がもてはやされた時代を知らないでしょうか。ひょっとしたらそれ以前に沢田研二を知らない方もいるかな。最近、なんだかコンサート中に揉め事があったようで寂しくなりましたが、まあそれはそれとして
あの頃の沢田研二の魅力や立ち位置というのは、ちょっと比較するものがありません。単にすごくキャーキャー言われていたというのではなく、一種独特の売れ方でした。なんといっても映画の魔界転生の沢田研二は独自の世界を切り拓いたよ。「上手」とか「演技力がある」という方向ではないし、「色気がある」とか「ユニセックスの魅力」のあたりの評し方もまた少し足りないしそれにちょっと違う。彼より上手に天草四郎を演じる人はいるでしょうが、彼の天草四郎が纏っている雰囲気は誰にも出せない。その「誰それにしか出せない感じ」においては、あの頃の沢田研二以上の人はなかなか居ないと思います。
で、この曲ですが
その、「当時のジュリーの魅力」がほとばしっている曲です。メロディラインやリズムの取り方もイカす。なんといってもウンチャチャ、ウンチャチャ、の繰り返し(としか言いようがないんです)がずーっと来て、最後で突然盛り上がって爆発する感じがホントかっこいい。
そして何よりも歌詞が秀逸でございます。
過去を脱ぎ捨て 昨日を脱ぎ捨て すべてを脱ぎ捨てたらおいで
とか
朝でも夜でも真昼でも 恋はストリッパー
見せるが勝ちだぜ
とか。
あとさっき言った最後に爆発するところの
おれのすべてを見せてやる お前のすべてを見たい
とかね。
イカスでしょう。あなたの好きジャンルにも必ずひとり、この歌を歌うのにぴったりのキャラがいると思います。
個人的に語らせていただくと
トクサツの方では、北岡先生で決まり。くーがは椿先生。なんかふたりとも同じ名前で『先生』だっていうのが縁を感じますなあ。カメラ目線で超イケメソな顔で「お前のすべてを見たい」言って目を細めて笑う感じ。「すべてを脱ぎ捨てたらおいで」てのも彼ららしい。あ~ごちそうさまです。
ジョジョではやっぱポルナレフがいいと思います。一番ハダカっぽい恰好をしているからではありません。一番の冒頭の
ヒールを脱ぎ捨て ルージュを脱ぎ捨て
の部分に、ポルナレフがエマニエル夫人の椅子に座ってハダカに毛皮に真珠のネックレスに長手袋、ヒール履いて紅を引いた正面顔で嫣然と笑っている、みたいなのがすごく似合うと思いましてね。そして今この文章を打ちながら、DIO様でもいいなと気づきました。DIO様から誰宛てだろう。
「おれのすべてを見せてやる お前のすべてを見たい」ってコヤス声で言うの。いいわね~すごくいい。誰あてだろう。「とりあえず僕は勘弁してください」花京院が吐きそうです。まあここは、期待でワナワナしているアイス氏でいいですかね。おれのすべてを見せてやるなんて言われたら、アイス氏光栄のあまり首飛ばしてしまうわね。「お受け取り 下さい!」
沢田研二の曲は、妄想BGMとして語りたいナンバーがまだまだあるので、また他にも取り上げようと思います。
打鍵しています。楽しい。
先生をかっこよく書くと本当に気分があがる。ふぅ~!素敵よ、先生!「あったりまえでしょ!」
重い気分で「さて、今月号のくーがを読むか…」とコンビニ行ったら今月はくーが休みって書いてあって、思わずホッとした。そんな読み方ってあるか。
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