GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

最終回観た

ついにこの日が来てしまったか。

でも仕方がない。この世に終わりのないものはないのだから。…まあ、何ヶ月経っても何年経っても毎週必ずやっている、永遠に終わらないアニメがあったら観てみたい気もします、と打っていて気が付いた。我々は既にそのアニメを知っている。日曜の夕方にやっている、磯野家の長女を主人公とした物語を!彼女らこそ真の不老不死。DIOなんて目じゃないぞ!カーズの真の敵は河豚田鱒夫の女房だ!「さぁーて来週の栄螺さんは!?」

寂しいのでちょっとバカなことを言ってみました。

オープニング例によって凝ってましたね。そりゃまあ先週のような衝撃はなかったけれども、SEが入ることによって各々が本当にスタンドを出している感じがして、なんかひとりひとりにお別れを告げられている気がしました。

今回改めてDIOって本当にくそ野郎だなあと思いました。ジョジョってラスボスがゲスいのは通常ですけどね。なんとなく、最後の敵は非情であるかも知れないけど正々堂々と圧倒的力押しで来るものだが、そんなことは知ったことかなのだアァァ

DIOなあ、1部のラストで船が爆発する時顔がヘニャッてなってたのに。ああいう描かれ方をしたら大概死んでると思うんだけど。最初はあそこで死なせるつもりだったのかな。あまりしつこく言ってはいけない事かしら。

でも今回、最初の辺り圧倒的にDIOが勝ってて、ロードローラーで潰れたと思っての勝利宣言から一転承太郎が刻を停めて、一騎打ちだぜ!過程やなんとかなどどうでもいいのだぁー!と言っておきながらプラチナパンチに敗れてひび割れ、があっという間でした。ああやって観てみると、真実の、正味の承太郎VSDIOの戦いって結構短いんだね。そうね、実際、ジョセフが一度魂抜けてるのに戻って来られるくらいの時間でしかないのかも知れない。でもあの魂抜けてのアドバイスはすべきでなかったんじゃないかなあ。本当に抜けちゃったアヴドゥルとイギーのあのあっさり加減が正解なんじゃないだろうか。まあこの辺はアニメに対する話ではないのですがね。

ミイラから復活しておふざけの一連に関しては今回は省きます。「えぇー、なんでぇー」いいから黙ってろおじいちゃん

あの血の目潰しを食らったあと、目を閉じたまま拳を繰り出すところの、承太郎の不思議な静けさを湛えた表情が好きです。なんていうんですかね、勝利を確信しているとか、ぜってー負けねーと思ってるとか、その辺りのことはもう超越している…いや超越とも違うけど「倒す」「勝つ」の辺りをあまり考えていなくて、無心にただ全部の力を乗せて拳を打ち出している感じがします。ああいう表情の承太郎の拳が、最終形態のDIOの蹴りをも粉砕するのはわかる気がするのです。

あと3部最終巻の表紙だっけか、あの絵を再現してくれた部分は嬉しかった。あの絵かっこいいですね。私が一番好きな絵はどれかといいますと、承太郎に限定すると14巻の表紙です。あの承太郎には撃ち抜かれた。もうイチコロ。あとはやっぱり17巻の表紙ですかね。きれいな緑色、ハイエロの色でもあり承太郎の目の色でもある。イギーはまだいないけど全員描かれてあって嬉しいし。って話が脱線しました

花京院、イギー、アヴドゥルの順番で言ってた気がしますが原作だと逆だよね。別にそれはいいですが。あのセリフは私は原作読んだ時は単純に、ジョセフが直前まで喋っているし「終わったよ」の言い方からしてもじじいが言ってるんだろうと思ってましたが、承太郎でも勿論別にいいです。気持ちとしては生き残った組誰もが同じ気持ちですから。

その3人の空港での別れはね。ポルナレフがジョセフと承太郎を抱き寄せて各々に話しかけて、相手が答えるとそっちを見るカメラワークがなんか新鮮ではっとして、そして、ああ3人になってしまったんだ、たったの3人になってしまったんだってつくづく思ったよ。あの承太郎が涙ぐんでいる顔がとても自然だった。

最後に写真見てたね。いいオリジナルですね。承太郎さんが戦いの後で仲間を悼むのが「帰ってこねえものが多すぎるがな」のセリフひとつなので、まあ勿論泣いたり吠えたりしなくたって承太郎さんがどれだけ深い寂寞に身を浸しているかは観ているこっちは十分わかっていますが、それでもやっぱり写真を見てくれて嬉しかった。その後のフツーの笑顔はもうちょっとこう、含みのある表情にして欲しくもあったが(笑)まあいいです。寛容な私であった。

砂の国を後にして飛び立つ飛行機で終わりですね。あれ、エンディングはなかったんだっけ?最後あの、今までさんざんこっちを泣かせてきたEDをかけてくれた方がよかったのだが。なんなら思い出のシーンくらい再編集で入れてもらって。号泣必至。

3部アニメが始まった時からずっと私も一緒に旅をしてきた気持ちでした。原作のあのシーンはどうなるのかな、えっこんなふうに。おやオリジナル部分が、等々言いながら心から楽しんだし、観終わった後ネットでのレビューやリアクションやいろんな意見を見て「なるほど」とか「違うよあれはそういうことじゃないよ」とか「うんうん、そうだよね」とか楽しめたし

今のこの時代に、そしてとても丁寧に細やかにアニメ化してくれて、良かった。そうそう、今貸してもらっている、去年10月にあったジョジョイベントのDVDについている冊子を読んだら、声を演じた方々が本当に熱く熱くジョジョや各々の役について語っていて、胸が熱くなった。こんなふうに情熱的に命を吹き込んでくれる人々でよかったなあと思った。

とにかく私の大好きなジョジョ3部を、スタッフもキャストも考え付く限りの力と情熱を注いで動画にしてくれて嬉しかったです。本当に楽しい旅でした。

いつか4部やるのかな?仗助くんは好きだけど、4部の承太郎を見るのがちょっと寂しいので、もしやらなくても別段不平は言わない。

なにはともあれ、ありがとうございました。お疲れ様でした。さあこれからは生存院に生存ドゥルにイギーはどうすりゃいいんだ、生存ギー?違うわね…

とにかくそれ。それら。の奇妙な冒険を打って、今も寂しいこの気持ちを払拭してゆこうと思います。

打鍵もそろそろ出来るようになってきました。あー良かった。さあ打つぞ。

拍手して下さった方、ありがとうございます!