細野不二彦さんが東北復興支援のために漫画家さんたちに呼びかけて作った本です。
漫画家さんたちが過去に(現在進行形の方もいますが)描いた代表作とも呼べる作品でもう一度読み切りを描いてそれを束ねた、震災で今も苦しむ人たちに少しでも助けになればと捧げられた花束のような一冊であります。
表紙が、各キャラクターが並んで手をつないでくれていて、そういうのに不向きなキャラもいて、なんとなく「仕方ない、まあいいか」って言ってるようで、微笑ましかった。
個人的にはギャラリーフェイクとうしおととらの新作が読めて嬉しいのなんのって。変わらんなあ。嬉しいなあ。
特に藤田先生の月光条例にはどうにものれないので、うしおととらはやっぱいいよなあ~と改めて思ってしまった。
細野さんや藤田さんの中に、あの世界が今もしっかり根付いているんであろうな。
あっでも、今アラキ先生に「ジョジョの△部のマンガの番外編をひとつ描いてください」って頼んでも絶対ムリだろうな。似ても似つかない△部になるよ(笑)でもアラキ先生はそういうタイプなので、別にそれはそれでいいんですが。
銀の匙も読んだことなかったんですが、この読み切りは面白かった。
私も広い意味では震災を受けたのですが(地震で電気ガス水道全部とまって、ガスが復旧したのは地震の後36日後でした)でも津波にやられた人々や原発で故郷を失った人々とは比すべくもない。せめて私の本代の950円が、どこかで役に立てばと思いました。
それまであまり接点のなかったカイシャの人がコミケに行くとかいう話を小耳にはさんで訊いてみたら、お互いオタクさんだったと判明してちょっと談笑しました。人間は見かけではわからないものです。
次はゲッターと北ゴロの話を各々書こうと思います。ゲッターの話は脳内で出来た。北ゴロ考え中です。
拍手して下さった方、ありがとうございました!