GRJ日記

サイトの日記代わりです。やや古いマンガやや古いアニメやや古い特撮(略)大好き。

タローマン

エヌエチケイでやっていた、5分くらいの…特撮番組と言ってしまっていいのか。
ウルトラゾーンよろしく円谷プロが協力してくれていて、わざと昭和40~50年代ふうにつくっている。チャー研とか、昭和ウルトラマンとか、カリキュラマシーンのテイストですが、こういう味わいを上手に作れるようになったねえ。感心することしきり。あんまり上手でちょっと鼻につくくらい(笑)
ベースはウルトラマンで、怪獣が出てウルトラ警備隊が居てそしてウルトラヒーローが出て来て戦う。そのヒーローがタローマンなんですが、あなたもご存知の岡本太郎の、太陽の塔、あれの胴体の部分の顔。あれが顔になっている、巨大ヒーローです。敵の怪獣も全部岡本太郎の作品から抜け出てきたやつです。私が知ってるのも知らないのも居ました。毎回のタイトルも、岡本太郎の語録から選んでいる。オープニングの歌詞も岡本太郎の語録から選んで作っている。いや、全編すごい。「怖い」というのが一番、「気味が悪い」がその次。決めつけるのもどうかと思うけど、これを見て「ステキ」とか「かっこいい」とかが一番に出てくる人はちょっと問題があると思うよ。そのくらいのインパクトでした。
岡本太郎については、大昔のCMの「芸術は、爆発だ!」とか、あと一度萬鉄五郎美術館に行った時にラッキーなことにちょうど岡本太郎展を開催していて、見ることができました。そのくらいの接点しかない。無知ですみません。
しかし岡本太郎の語録はどれもいいなあ、グッとくる。なんだっけな、同じことを繰り返すくらいなら死んでしまえ、だったかな。あと、一度死んだ人間になれだったか。なんとなく、当たり障りなくやり過ごそうとしてしまう生き方の、横っ面を張られる衝撃があります。なんというか、原始的っていうか、プリミティブっていうか(同じか)モロ★大二郎の漫画みたいな、怖さと、原初の感覚がある。そうそう、誰も知らない山奥や島の祭壇に祀ってあるお面って、きっと岡本太郎とか、モロ★大二郎の絵と似てるんだろうなと思うよ。こう、「万人にウケたい」の究極の反対側に居るたたずまいですね。
で…最後にサカナクションのなんとかという人が「昔から、タローマンという特撮番組があったという体で喋る人」の役で出てるんですけど、なんでこの人なんだろう。わからないが。
あと、番組の途中で「岡本太郎展」のCMが入るんですが、これまた大昔のCMふうに作ってあるんですがちゃんと実際に開催される日時と会場が載っている。見に行きたい~。「タローマンもいるよ!」て書いてあったけど、本当にいるのかな?会いに行きたい!怖いけど。
もう、一気に観ちゃったよタローマン。いやホント、怖くて気味悪くてやみつきになりました。オープニング曲覚えちゃったよ。歌えるよ。カラオケに入ってないのかな。「ばくはつだ!ばくはつだ!ばくはつだ!げいじゅつだ~」
エヌエチケイって、時々ぶっとんだ番組やるよね…あなどれないよ。

 

職場で、突然退職すると言い出した人が居て、あと家族にコロナが出た人がどんどん出て、本当に地獄を見ました。何日休めなかったことか。
でもようやくひと段落つきました。どうせまた「家族がコロナに…」って言い出す人出てくるだろうけど。この頃では「濃厚接触者」って言おうとして「重要参考人」って言ってしまうもんね。
まあ、私もいつなんどきそっち側になるかわからないのでな。お互いさまだよね。私は支える側ばかりだけどね(恨み言)